Quantcast
Viewing latest article 7
Browse Latest Browse All 20

駐車場が足りない

当院は駅前徒歩5分、とは言っても車社会の地方小都市なので、来院手段では自家用車が最多です。

約20台の駐車場があるとはいえ、患者さんが多いと、駐車場が足りなくなります。


単純計算ですが、
1台のの滞在時間が1時間と仮定すると、駐車場1枠あたり1時間で1台のキャパシティがあり、駐車場全体では1時間当たり20台のペースで運用できます。

しかし、待ち時間が1時間増えて滞在時間が2時間になると、1枠あたり2時間で1台となり、全体でのキャパシティは1時間当たり10台に低下します。

このように、

患者さんが増える
  ↓
患者さんの待ち時間が長くなる
  ↓
かえって駐車場のキャパシティは低下する

という現象が起こります。


花粉症で爆発的に患者さんが増えたので、駐車スペースが無くなる時がしばしばあり、

受付では、

ほかに駐車できるところがないか、質問される患者さんしばしばいらっしゃいます。


「ありません」と言うと、

申し分けありませんが、などの言葉を付け足してもムッとされる方が多いようです。


かといって、付近に適当な第2駐車場の確保もできません。


そこで、

徒歩2~3分のところの公営駐車場を利用していただくようお願いしてみることにしました。

当院会計時に駐車券サービスの案内もしました。

すると、同じように質問されても、駐車場が無い、と断るのではなく、

このまま院内駐車場の空き待ちを続けるか、やや離れた駐車場に行くか、

選択できるのが良いようで、

ムッとされる患者さんが減ったようです。


選択の結果は、空き待ち半分、公営駐車場半分くらいの割合のようです。



問いかけに断るのは簡単ですが、お互いの気分が良くありません。

工夫によって患者さんの意に沿える所は沿わせたいと思います。

Viewing latest article 7
Browse Latest Browse All 20

Trending Articles